“琵琶棚”の読み方と例文
読み方割合
びはだな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(そ)の夕刻(ゆふこく)は、六文錢(ろくもんせん)も、八門遁甲(はちもんとんかふ)も何(なん)にもない。座(ざ)に、煙草盆(たばこぼん)を控(ひか)へて、私(わたし)が先(ま)づ一人(ひとり)、斜(なゝめ)に琵琶棚(びはだな)を見込(みこ)んで、ぽかんと控(ひか)へた。青疊(あをだたみ)徒(いたづ)らに廣(ひろ)くして、大卓(だいたく)は、浮島(うきしま)の體(てい)である。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
が、四疊半(よでふはん)でも六疊(ろくでふ)でも、琵琶棚(びはだな)つきの廣間(ひろま)でも、そこは仁體(にんてい)相應(さうおう)として、これに調子(てうし)がついて、別嬪(べつぴん)の聲(こゑ)で聞(き)かうとすると、三味線(さみせん)の損料(そんれう)だけでもお安(やす)くない。白(しろ)い手(て)の指環(ゆびわ)の税(ぜい)がかゝる。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)