“千歳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちとせ86.5%
せんざい10.8%
センザイ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のりかへの千歳ちとせ駅で四十分ばかり時間があるので構外に出てみると、駅のすぐ側の茶店で食事をする人たちもゐた。どんぶりの御飯に煮魚。
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
……『古今註こきんちゅう』に、『鶴は千歳せんざいにしてそうとなり、二千歳にしてこくすなわ玄鶴げんかくなり。白鶴はっかくもまた同じ。死期を知れば、深山幽谷しんざんゆうこくにかくれてみずから死す』
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
其後に、反閇ヘンバイ千歳センザイが出て、詠じながら踏み踊る。殿舎を鎮めるのです。其次に、黒尉クロジヨウの三番叟が出て、翁の呪詞や、千歳の所作に対して、滑稽を交へながら、通訳式の動作をする。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)