“白鶴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくつる50.0%
しらつる16.7%
はくかく16.7%
はっかく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白鶴はくつる富久娘ふくむすめあぶらたたえた、友染のそでの池に、にしきの帯の八橋を、転げた上で泳ぐがごとき、大それたおぼれよう。
白花の朝顔 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
雪霙いよよまんじとふるなかにあなかうがうしけの白鶴しらつる
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なだ銘酒めいしゆ白鶴はくつるを、白鶴はくかくみ、いろざかりをいろもりむ。娘盛むすめざかり娘盛むすめもりだと、おじやうさんのおしやくにきこえる。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
……『古今註こきんちゅう』に、『鶴は千歳せんざいにしてそうとなり、二千歳にしてこくすなわ玄鶴げんかくなり。白鶴はっかくもまた同じ。死期を知れば、深山幽谷しんざんゆうこくにかくれてみずから死す』
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)