“ちとせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千歳63.4%
千年29.3%
千登世4.9%
千載2.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ハーモニカですか。あれは、おとといの晩千歳ちとせ女将おかみさんと警察署のお方が預けておいでになった、トムさんです」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夫人 ええ何の。——そうおっしゃる、お顔が見たい、ただ一目。……千歳ちとせ百歳ももとせにただ一度、たった一度の恋だのに。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
千年ちとせに亙らむや、しかも千年を永劫に較ぶればその間の短きこと一のまたゝきをいとおそくめぐる天に較ぶるより甚し 一〇六—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
千年ちとせ百年もゝとせものいはぬしづかなふちかとおもはれた圓山川まるやまがは川裾かはすそには——河童かつぱ
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
千登世ちとせははら/\し、彼の體躯からだにつかまつて「およしなさい。そんな無理なことなすつちや取返しがつかなくなりますよ」と言つて、圭一郎をふたゝび寢かせようとした。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
ええ、長男千尋ちひろ君は九州帝大法学部ご卒業後、福岡県県庁に奉職中、長女千登世ちとせさんは、神戸青木商会の大番頭……モトイ……営業部長久野信次郎ひさのしんじらう君にして、既に一男一女を挙げられ……次男千里ちさと君は、三年前美術研究のため仏国巴里に渡り、今なほ刻苦精励を続けられてゐます。
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
きしは千載ちとせか、ちりか、わが手弱女たをやめ
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)