“せんざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:センザイ
語句割合
前栽59.3%
千載28.4%
千歳4.9%
潜在4.9%
船材1.2%
銭財1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔わざ/\都の橐駝師うゑきやを連れて來て造らせたといふ遠州流ゑんしうりう前栽せんざいも殘らず草にうづもれて、大きな石の頭だけがニヨキツと見えてゐた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
お町を救はなかつたのが、恐らく千載せんざい恨事こんじだつたのでせう。さう言ふうちにも、チラリチラリと周助の滿悦の顏を見やります。
千歳せんざいという岬端こうたんの村で半日くらい観測した時は、土地の豪家で昼食を食わしてもらった。生来見たことのない不気味な怪物のなますを御馳走になった。それがホヤであった。
(新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
加奈子はいつか、或る人から人間の潜在せんざい意識に就いて聞いたことがあった。過去に於ける思いがけない記憶までが微細に人間の潜在意識界へは喰い入っている。
春:――二つの連作―― (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
なほ、珈琲こーひー椰子やし護謨樹ごむじゆ船材せんざいにする麻栗等ちーくなど非常ひじよう有用ゆうよう大抵たいていこのたい栽培さいばいすることが出來できます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
此雪を取除とりのけんとするには人力じんりき銭財せんざいとをつひやすゆゑ、寸導せめてだんを作りてみちひらく也。そも/\初雪より歳を越て雪きゆるまでの事を繁細はんさいに記さば小冊にはつくしがたし、ゆゑにはぶきてしるさゞる事甚多し。