中等ちゅうとう)” の例文
花前は麻布あざぶ某所ぼうしょ中等ちゅうとう牛乳屋ぎゅうにゅうやをしておった。畜産ちくさん熱心家ねっしんか見職けんしきも高く、同業間どうぎょうかんにも推重すいちょうされておった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
町の雑貨商店ざっかしょうてん金物店かなものてん息子むすこたち、夏やすみで帰ったあちこちの中等ちゅうとう学校の生徒せいと、それからひるやすみの製板せいばんの人たちなどが、あるいははだかになって二人、三人ずつそのまっ白な岩にすわったり
イギリス海岸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)