“丈部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はせつかべ50.0%
はせべ33.3%
ハセツカヒベ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
埿部は波志毘登ハシビトなるを、本にハセツカベと訓みて、傍に「丈部」と書けるはいみじきひがことなり。丈部はせつかべとはいかく異なるをや、天武紀などに見えたる姓の埿部も同じ。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
菊花の約——旅先で重病にかかった赤穴あかな宗右衛門という武士は、丈部はせべ左門という学者から手厚い看護をうけ、やがて二人は義兄弟のちぎりをむすぶ。
雨月物語:04 解説 (新字新仮名) / 鵜月洋(著)
私は、昔の丈部ハセツカヒベ(記・姓氏録・万葉)をば、支那風の仗人と見ずに、或は此すたんだぁどに似た桙を持つて、大将のサキうた部曲カキベかと考へて居る。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)