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丈部
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はせつかべ
ふりがな文庫
“
丈部
(
はせつかべ
)” の例文
埿部は
波志毘登
(
ハシビト
)
なるを、本にハセツカベと訓みて、傍に「丈部」と書けるはいみじき
非
(
ひがこと
)
なり。
丈部
(
はせつかべ
)
とは
大
(
いか
)
く異なるをや、天武紀などに見えたる姓の埿部も同じ。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
貞観のはじめ前越後守伴龍男の従者
吉弥
(
きみ
)
侯
(
この
)
広野
(
ひろの
)
の、その主の犯罪を官に密告せる書生物部稲吉を殴殺せしがごときその一なり。『将門記』に、平将門の駆使に
丈部
(
はせつかべ
)
子春丸あり。
武士を夷ということの考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
駆使
(
はせつか
)
いに任ずるものはいずれ社会の落伍者で、同じく部曲の民と云っても、駆使部すなわち
丈部
(
はせつかべ
)
(杖部とも)はその地位自ずから低く、他より軽視せられたものであったに相違ない。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
いわゆる
丈部
(
はせつかべ
)
なる駆使丁の徒はもとより、大化以前にあっていわゆる
伴造
(
とものみやつこ
)
の下に属し、雑多の職業に従事した部民の如き、或いは臣連等所属の部曲の如きは、すべてこの間人の類であったらしい。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
“丈部”の解説
丈部あるいは戈部、杖部(はせつかべ)とは、大和政権で馳使、あるいは宮廷での雑役・警備を務めたと思われる職業部(品部)。
(出典:Wikipedia)
丈
常用漢字
中学
部首:⼀
3画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“丈部”で始まる語句
丈部首
丈部左門
丈部造人麿