“駆使”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くし68.8%
こきつか12.5%
はせつか6.3%
はせつかい6.3%
ハセツカヒ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その婦人は三十何年間日本にいて、平安朝文学に関する造詣深く、平生日本人に対しては自由に雅語駆使して応対したということである。
弓町より (新字新仮名) / 石川啄木(著)
「あの御母さんに、商売のことなんか解るものですか。人間は牛馬のように駆使いさえすれあいものだと思っている人間だもの」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
駆使いに任ずるものはいずれ社会の落伍者で、同じく部曲の民と云っても、駆使部すなわち丈部(杖部とも)はその地位自ずから低く、他より軽視せられたものであったに相違ない。
間人考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
けだし彼らはもと駆使に任ずる賤者で、杖を突いて駆けまわるが故に、文字に会意上「杖部」と書き、略して「丈部」と書いたのであろう。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
駆使に役せられた杖部の民の持つたしるしの杖を、と言ひ、棒の木地から梓と言うたのである。かうしたものは、段々なくなつて、純粋譬喩に傾いたのが、主として人麻呂のした為事であつた。
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)