丈部はせべ)” の例文
菊花の約——旅先で重病にかかった赤穴あかな宗右衛門という武士は、丈部はせべ左門という学者から手厚い看護をうけ、やがて二人は義兄弟のちぎりをむすぶ。
雨月物語:04 解説 (新字新仮名) / 鵜月洋(著)
菊花の約——旅先で重病にかかった赤穴あかな宗右衛門という武士は、丈部はせべ左門という学者から手厚い看護をうけ、やがて二人は義兄弟のちぎりをむすぶ。
播磨はりまの国加古かこうまや丈部はせべもんといふ博士はかせあり。清貧せいひんあまなひて、友とするふみの外は、すべて調度の絮煩わづらはしきいとふ。老母あり。孟氏まうしみさをにゆづらず。常に紡績うみつむぎを事として左門がこころざしを助く。