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寛大
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かんだい
ふりがな文庫
“
寛大
(
かんだい
)” の例文
我々は
寛大
(
かんだい
)
に拍手しました。その人はぶるぶるふるえる手でコップに水をついでのみました。コップの外へも水がすこしこぼれました。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
みなの
者
(
もの
)
に
祝義
(
しうぎ
)
でも
遣
(
つか
)
はしませうとて
答
(
こた
)
へも
聞
(
き
)
かずずん/\と
引出
(
ひきいだ
)
すを、
客
(
きやく
)
は
柱
(
はしら
)
に
寄
(
より
)
かゝつて
眺
(
なが
)
めながら
小言
(
こゞと
)
もいはず、
諸事
(
しよじ
)
おまかせ申すと
寛大
(
かんだい
)
の
人
(
ひと
)
なり。
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
それでただ今校長及び教頭のお述べになったお説は、実に
肯綮
(
こうけい
)
に
中
(
あた
)
った
剴切
(
がいせつ
)
なお考えで私は
徹頭徹尾
(
てっとうてつび
)
賛成致します。どうかなるべく
寛大
(
かんだい
)
のご処分を
仰
(
あお
)
ぎたいと思います
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
幸
(
さいわい
)
にして明治政府には専制の君主なく、政権は
維新功臣
(
いしんこうしん
)
の手に
在
(
あ
)
りて、その主義とするところ、すべて文明国の
顰
(
ひん
)
に
傚
(
なら
)
い、一切万事
寛大
(
かんだい
)
を主として、この敵方の人物を
擯斥
(
ひんせき
)
せざるのみか
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「いや、まったく知らずにしたことなれば、
寛大
(
かんだい
)
な若君、おとがめはありますまい。なんにしても、ここでお目にかかることができれば、自分もはるばるの使いとしてきてなによりの
僥倖
(
ぎょうこう
)
です」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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若い人に対しては
寛大
(
かんだい
)
でいてやりたいものです
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
異教徒席の中から
赭
(
あか
)
い
髪
(
かみ
)
を立てた
肥
(
ふと
)
った
丈
(
たけ
)
の高い人が東洋風に形容しましたら正に
怒髪
(
どはつ
)
天を
衝
(
つ
)
くという風で
大股
(
おおまた
)
に祭壇に上って行きました。私たちは
寛大
(
かんだい
)
に拍手しました。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
寛
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“寛大”で始まる語句
寛大さ