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観世水
ふりがな文庫
“観世水”の読み方と例文
読み方
割合
かんぜみず
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんぜみず
(逆引き)
六角の
象嵌鍔
(
ぞうがんつば
)
に
藍
(
あい
)
よりの
柄糸
(
つかいと
)
、めぬきは四代
光乗
(
こうじょう
)
が作らしく、
観世水
(
かんぜみず
)
に
若鮎
(
わかあゆ
)
が
埋
(
う
)
めこまれ、柳しぼりの
鞘
(
さや
)
ごしらえ、なんともいえない品格がある。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
悦子は学校から帰って来ると、毎年お花見の時より外にはめったに着ることのない和服を着て、足に合わない大ぶりの
足袋
(
たび
)
を
穿
(
は
)
いて、
観世水
(
かんぜみず
)
に
四君子
(
しくんし
)
の花丸の模様のある山村流の扇をかざして
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
簀戸
(
すど
)
の腰板に、
観世水
(
かんぜみず
)
が
透
(
す
)
かし
彫
(
ぼ
)
りになっていた。
藍
(
あい
)
と白の
浴衣
(
ゆかた
)
に、
紅
(
あか
)
い帯揚げが、ちらりと、そこに動いた。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
観世水(かんぜみず)の例文をもっと
(5作品)
見る
観
常用漢字
小4
部首:⾒
18画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
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