“観世新路”の読み方と例文
読み方割合
くわんぜじんみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観世新路くわんぜじんみち経師屋きやうじやがあの川へ障子を洗ひに行つてゐると、突然うしろよりきつきて、無暗むやみにくすぐり立てるものあり。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
僕の母の話に依れば、観世新路くわんぜじんみちに住んでゐた或男やもめの植木屋とかは子供のおしめを洗つてゐるうちに大根河岸だいこんがしの川の河童にわきの下をくすぐられたと言ふことである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)