“観世丸”の読み方と例文
読み方割合
かんぜまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日、卯木うつぎ夫婦が連れていた若者は、幼名を観世丸かんぜまるといっていたが、やがて観世を姓に直して、まだ二十五の若手ながら、大和結崎座やまとゆうざきざの観世清次せいじと、未来を嘱望しょくもうされている者だった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「もう四ツになりまする。……観世丸かんぜまるも」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)