“観世縒”のいろいろな読み方と例文
旧字:觀世縒
読み方割合
かんぜより76.9%
かんぜよ15.4%
かんじんより7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三人は女将の出した観世縒かんぜよりを抜きとった。三人共二人の籤にあたった。まだしものそれが悦びでもあるような顔を三人はした。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
と次の間へ声をかけながら、大岡越前おおおかえちぜんは、きょう南町奉行所から持ち帰った書類を、雑と書いたきりの木箱へ押しこんで、煙管きせるを通すつもりであろう。反古ほごを裂いて観世縒かんぜよりをよりはじめた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
この絞りの蚊帳というは蚊帳に穴が明いているものですから、処々ところ/″\観世縒かんじんよりしばってあるので、其の蚊帳を吊り、伴藏は寝※ねござを敷き、独りで寝ていて、足をばた/\やっており