“觀世縒”の読み方と例文
新字:観世縒
読み方割合
くわんぜより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
觀世縒くわんぜよりで卷いて、生澁きしぶを塗つてありますから、ひどく特色のあるものですが、不思議なことに、大して血が付いては居りません。
「徳利へ毒を入れて、り替へたのも女だ。女に觀世縒くわんぜよりの上手なのは滅多にないものだ。商人の帳場に居る人間は、皆んな觀世縒は器用にこさへる」
「それから、あの觀世縒くわんぜよりは女結びになつて居た筈さ。武家が命がけの惡戯をするのに、觀世よりを女結びにするなんて、そんな悠長なことをするものか」