“経師屋”のいろいろな読み方と例文
旧字:經師屋
読み方割合
きょうじや96.6%
きやうじや3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝に簾を捲くに及ばず夜に戸を閉すの煩なし。冬来るも経師屋きょうじやを呼ばず大掃除となるも亦畳屋に用なからん。偏奇館甚独居に便なり。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
田原町たわらまち経師屋きょうじや東作とうさく、四十年輩の気のきいた男ですが、これが描き菊石の東作といわれた、稀代きたいの兇賊と知る者は滅多にありません。
観世新路くわんぜじんみち経師屋きやうじやがあの川へ障子を洗ひに行つてゐると、突然うしろよりきつきて、無暗むやみにくすぐり立てるものあり。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)