“大経師”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいきょうじ80.0%
だいきやうじ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに京で名高い大経師だいきょうじのいきさつを、そのまま取入れた趣向じゃもの、この狂言が当らないで何としようぞのう。
藤十郎の恋 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
平河町の大経師だいきょうじ張抜拵物はりぬきこしらえものの名人、美濃清みのせいが二年がかりでこしらえたもの。
そこは大経師だいきやうじとした看板の出してある家だ。病人の寝床は二階に敷いてあつたから、柿田は物を持運ぶ為に、高い天井に添うて楼階はしごだんを昇つたり降りたりした。
死の床 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)