“綱常”の読み方と例文
読み方割合
こうじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
踏海とうかいの策敗れて下田の獄に繋がるるや、獄卒ごくそつに説くに、自国を尊び、外国を卑み、綱常こうじょうを重んじ、彝倫いりんついずべきを以てし、狼の目より涙を流さしめたり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
の書のたいたるや、水滸伝すいこでん平妖伝へいようでん等に同じといえども、立言りつげんは、綱常こうじょう扶植ふしょくし、忠烈を顕揚するに在りというをもって、南安なんあんの郡守陳香泉ちんこうせんの序、江西こうせい廉使れんし劉在園りゅうざいえんの評、江西の学使楊念亭ようねんていの論
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)