“綱村”の読み方と例文
読み方割合
つなむら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは伊達綱宗つなむね側室そばめで、その子の亀千代かめちよ綱村つなむら)が二歳でほうをつぐや、例のお家騒動が出来しゅったいしたのである。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二十一歳の時、叔父伊達兵部少輔宗勝だてひやうぶせういうむねかつを中心としたイントリイグに陥いつて蟄居ちつきよの身となつた。それから四十四歳で落飾らくしよくするまで、一子亀千代の綱村つなむらにだに面会することが出来なかつた。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)