“側室”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そばめ61.1%
そくしつ33.3%
めかけ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先年妻を先立たせて以来、側室そばめも置かない男鰥おとこやもめ生活くらし、それだけ真面目な人物であったが、娘を愛する心持ちは、人いちばいすぐれていた。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ましてや乙女、おゆうが、秀吉の眼にとまって、秀吉的な情炎の誘惑に、ついにてないでその側室そくしつとなったのもぜひがない。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかるに奥様は松平和泉守まつだいらいずみのかみさまからお輿入こしいれになりましたが、四五年ぜんにお逝去かくれになり、其のまえから居りましたのはおあきという側室めかけ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)