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剋
ふりがな文庫
“剋”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
か
70.4%
こく
29.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
か
(逆引き)
ましてや乙女、おゆうが、秀吉の眼にとまって、秀吉的な情炎の誘惑に、ついに
剋
(
か
)
てないでその
側室
(
そくしつ
)
となったのもぜひがない。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
にも関らず、毎日、平然と奉行所に出仕して、あらゆる四囲の逆境と、おのれに打ち
剋
(
か
)
とうとしている姿は、何とも
雄々
(
おお
)
しいものでおざる。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剋(か)の例文をもっと
(19作品)
見る
こく
(逆引き)
五十男の一
剋
(
こく
)
な松五郎は、本當に鋏位は新助に突つ立て兼ねません。佐々村佐次郎、それを押へるのが本當に精一杯でした。
銭形平次捕物控:057 死の矢文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「しかも曲っていらあ」「少し
猫背
(
ねこぜ
)
だね。猫背の鼻は、ちと
奇抜
(
きばつ
)
過ぎる」と面白そうに笑う。「
夫
(
おっと
)
を
剋
(
こく
)
する顔だ」と主人はなお
口惜
(
くや
)
しそうである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
剋(こく)の例文をもっと
(8作品)
見る
剋
漢検1級
部首:⼑
9画
“剋”を含む語句
相剋
下剋上
一剋
一剋者
剋伏
剋殺
超剋
相剋的
相剋内紛
生剋
漏剋
抵触相剋
同胞相剋
同根相剋
午剋
午二剋
剋者
修羅相剋
何剋
“剋”のふりがなが多い著者
吉川英治
井上円了
南方熊楠
幸田露伴
夏目漱石
国枝史郎
芥川竜之介
野村胡堂