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剋伏
ふりがな文庫
“剋伏”の読み方と例文
読み方
割合
こくふく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こくふく
(逆引き)
その実は只一つで、懐疑の
剋伏
(
こくふく
)
せられた瞬間には色慾も起らない。併しセルギウスは兎に角悪魔二人を相手にして戦ふ積りで、別々に対抗するやうにしてゐる。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
自分が
剋伏
(
こくふく
)
してしまった世界に向って、静かに
微笑
(
ほほえ
)
んで別れを告げる詩でなくてはならない。そういう心持は、女には話して聞かせなかった。話したところで、とても分かるまいと思うのである。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
自分より
眼下
(
めした
)
になつてゐる人に対して謙遜するのは、造作もないばかりではなく、却て嬉しかつた。一歩進んで金銭上の利慾と、肉慾とを
剋伏
(
こくふく
)
することも、余り骨は折れなかつた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
剋伏(こくふく)の例文をもっと
(2作品)
見る
剋
漢検1級
部首:⼑
9画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“剋”で始まる語句
剋
剋殺
剋者
“剋伏”のふりがなが多い著者
アルツール・シュニッツレル
レオ・トルストイ