側室めかけ)” の例文
しかるに奥様は松平和泉守まつだいらいずみのかみさまからお輿入こしいれになりましたが、四五年ぜんにお逝去かくれになり、其のまえから居りましたのはおあきという側室めかけ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
これは駒込白山はくさんに住む山路宗庵やまじそうあんと申す町医の娘を奥方から勧めて進ぜられたので、其の頃諸侯の側室めかけは奥様から進ぜらるゝ事でございますが、今はういう事はないことで
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
側室めかけが出世をいたしますと、お上通りと成り、方名かたなが附きます。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)