“側面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そくめん58.8%
かたづら5.9%
かたわら5.9%
かべ5.9%
がわ5.9%
よこ5.9%
よこて5.9%
サイド5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さら猛進もうしんしたが、如何どうおもはしくなく、かへつて玄子げんしはう成功せいかうして、鍋形なべがた側面そくめんせうなる紐通ひもとほしのある大土器だいどきが、ほとん完全くわんぜんた。
ある時は小さき花瓶くわびん側面かたづらにしみじみと日の飛び去るを見つ
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
其の側面かたわらには真堀の定蓮寺の留守居坊主海禪という、此れは破戒僧でございますが、是も外出よそゆきの袈裟法衣ころもでございますが、何か有難ありがたそうな顔附をして控えて居ります。
刀を引くと立ち上がり、紙帳の側面かべへ身を寄せたが
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
紙帳は、血によって、天井も四方の側面がわも、ことごとく彩色いろどられていた。そうして、古い血痕と、新らしい血痕とによって、怪奇ふしぎな模様を染め出していた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
只今でもの横町のどぶふち石片いしかけや何かゞ積んで有りますが、玄蕃石げんばいしの余程厚いもので、側面よこに山口屋善右衞門手代鹽原多助と彫り附けて有りまするをわたくしたしかに見ました。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
東照宮の側面よこてへ出た。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
立樹の影を縫って過ぎたので、その自動車はぼやけて映ったが、確かに一度停止して、側面サイドドアが開いて直ぐまた閉まった音を聞いた。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)