“猛進”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まうしん50.0%
もうしん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小木(せうぼく)は枝(えだ)諸共(もろとも)に伐(き)り倒(たほ)して猛進(まうしん)するのであるから、如何(いか)なる險山(けんざん)深林(しんりん)に會(くわい)しても、全(まつた)く進行(しんかう)を停止(ていし)せらるゝやうな患(うれひ)はないのである。
けれども彼(かれ)の淋(さび)しみは、彼(かれ)を思(おも)ひ切(き)つた極端(きよくたん)に驅(か)り去(さ)る程(ほど)に、強烈(きやうれつ)の程度(ていど)なものでないから、彼(かれ)が其所(そこ)迄(まで)猛進(まうしん)する前(まへ)に、それも馬鹿々々(ばか/\)しくなつて已(や)めて仕舞(しま)ふ。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
更(さら)に猛進(もうしん)したが、如何(どう)も思(おも)はしくなく、却(かへ)つて玄子(げんし)の方(はう)が成功(せいかう)して、鍋形(なべがた)の側面(そくめん)に小(せう)なる紐通(ひもとほ)しのある大土器(だいどき)が、殆(ほとん)ど完全(くわんぜん)で出(で)た。
しからば今日急にそのことを思いつき、その方面に猛進(もうしん)せんとする志(こころざし)はなにより起こりしかと質(ただ)せば、これまた実業になんの関係もなきことが導火線(どうかせん)となれることがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)