“導火線”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちび20.0%
だうくわせん20.0%
どうかせん20.0%
みちび20.0%
みちびきなわ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここまでは誰でも出来るが、そいつを左手に持ちながら立ち上って、波の下に渦巻く魚群を見い見い導火線くちびを切る。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それを石橋いしばしわたしとでしきり掘出ほりだしにかゝつた、すると群雄ぐんいう四方しはうよりおこつて、ひゞきの声におうずるがごとしです、これ硯友社けんいうしや創立さうりつ導火線だうくわせんつたので
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しからば今日急にそのことを思いつき、その方面に猛進もうしんせんとするこころざしはなにより起こりしかとただせば、これまた実業になんの関係もなきことが導火線どうかせんとなれることがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
そしてそのためには倉地にあらん限りのびと親切とをささげて、倉地から同じ程度の愛撫あいぶをむさぼろうとした。そうする事が自然にこの難題に解決をつける導火線みちびにもなると思った。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それへつないだ導火線みちびきなわ点火かけびしたではござりませぬか。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)