“導火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちび75.0%
くちび25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
投じたけれども自分の船から出るときに、実は松木と五代と申しだんじてひそかにその船の火薬車に導火みちびけておいたから、間もなく船は二艘とも焼けて仕舞しまった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
機械は本来人間が発明し製作し運転するものであるが、一旦火力や電動力の導火みちびをつけられるその瞬間から、たちまち一の個性を確立して来る。偉大なる生命の大活動が始まる。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
如何どうしても報知新聞の論説が一寸ちょい導火くちびになって居ましょう、その社説の年月を忘れたから先達せんだって箕浦みのうらに面会、昔話をして新聞の事を尋ねて見れば、同人もチャンと覚えて居て
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)