“もうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妄信75.0%
猛進10.0%
盲信10.0%
孟津5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてその一点だけをみるなら決して妄信もうしんではないのである。しゅくん頼胤の心はもはや寅寿の上にはない。内膳にはそれがよくわかっていた。
新潮記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しからば今日急にそのことを思いつき、その方面に猛進もうしんせんとするこころざしはなにより起こりしかとただせば、これまた実業になんの関係もなきことが導火線どうかせんとなれることがある。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
私たちがこの巻物を読む間、主人は一言の説明を加えるでもなく、だまってかしこまっているだけであった。が、心中何の疑いもなく、父祖伝来のこの記事の内容を頭から盲信もうしんしているらしい顔つきである。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
黄龍こうりゅうふねを負うて孟津もうしんわたる……
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)