“サイド”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さいど
語句割合
30.0%
船側20.0%
船腹20.0%
側面10.0%
10.0%
舷側10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サイド机も置電灯スタンドも、花瓶も、彫刻も、あらゆるものは引っくり返され粉砕されました。
船側サイドの上から一等運転士チイフ・メイトが訊いた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
女肉を満載したボウテ! すると、訓練ある沈黙と速度をもって、五、六人の女隊が、アマゾン流域特産のぽけっと猿みたいにするすると船腹サイド縄梯子ジャコップを這い上って甲板へ現れる。
立樹の影を縫って過ぎたので、その自動車はぼやけて映ったが、確かに一度停止して、側面サイドドアが開いて直ぐまた閉まった音を聞いた。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
トブーン、ドブーンとゆるくサイドに波が当っている。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
暫らくして再び神戸を抜錨ばつびょうした諾威ノルウェー船ヴィクトル・カレニナ号が大洋へ乗出すと間もなく、帆布に包まれて火棒デレキ圧石おもしに付けた大きな物が舷側サイドから逆巻く怒涛の中へ投込まれた。
上海された男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)