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かたえ
ふりがな文庫
“かたえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
傍
82.4%
片枝
8.1%
側
2.7%
偏
1.4%
片方
1.4%
片笑
1.4%
片辺
1.4%
片隅
1.4%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
傍
(逆引き)
お杉は消えかかる焚火を前にして、
傍
(
かたえ
)
の岩に痩せた身体を
凭
(
よ
)
せかけたまま、さながら無言の
行
(
ぎょう
)
とでも云いそうな形で
晏然
(
じっ
)
と坐っていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
かたえ(傍)の例文をもっと
(50作品+)
見る
片枝
(逆引き)
眼を病めば
起居
(
たちゐ
)
をぐらし
冬合歓
(
ふゆねむ
)
の日ざしあたれる
片枝
(
かたえ
)
のみ見ゆ
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かたえ(片枝)の例文をもっと
(6作品)
見る
側
(逆引き)
側
(
かたえ
)
の片岡八郎へ、ふと心配そうに仰せられた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
かたえ(側)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
偏
(逆引き)
通りすがりに考えつつ、
立離
(
たちはな
)
れた。
面
(
おもて
)
を
圧
(
あっ
)
して
菜種
(
なたね
)
の花。
眩
(
まばゆ
)
い日影が輝くばかり。
左手
(
ゆんで
)
の
崕
(
がけ
)
の緑なのも、向うの山の青いのも、
偏
(
かたえ
)
にこの
真黄色
(
まっきいろ
)
の、
僅
(
わずか
)
に
限
(
かぎり
)
あるを語るに過ぎず。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かたえ(偏)の例文をもっと
(1作品)
見る
片方
(逆引き)
昨日の夕方、もううす赤くなりかけた夕日のなかを疲れ切って歩いて来ると
片方
(
かたえ
)
は麦畑になっている、とある路傍に思いがけなく怒濤の打ち上る音を聞いた。
みなかみ紀行
(新字新仮名)
/
若山牧水
(著)
かたえ(片方)の例文をもっと
(1作品)
見る
片笑
(逆引き)
三五兵衛の方へ黒眼を流して、
片笑
(
かたえ
)
くぼに笑ってみせた顔が、目に痛いくらい
蠱惑
(
こわく
)
だった。
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かたえ(片笑)の例文をもっと
(1作品)
見る
片辺
(逆引き)
片辺
(
かたえ
)
に
引添
(
ひっそ
)
い、米は前へ立ってすらすらと入るのを、蔵屋の
床几
(
しょうぎ
)
に居た両人、島野と義作がこれを
差覗
(
さしのぞ
)
いて、
慌
(
あわただ
)
しくひょいと立って、体と体が
縒
(
よ
)
れるように並んで、
急足
(
いそぎあし
)
につかつかと出た。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かたえ(片辺)の例文をもっと
(1作品)
見る
片隅
(逆引き)
医師は中将にめくばせして、
片隅
(
かたえ
)
に退きつ。中将は進みて浪子の手を執り
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
かたえ(片隅)の例文をもっと
(1作品)
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