“片辺(かたえ)” の例文
旧字:片邊
片辺(かたえ)に引添(ひっそ)い、米は前へ立ってすらすらと入るのを、蔵屋の床几(しょうぎ)に居た両人、島野と義作がこれを差覗(さしのぞ)いて、慌(あわただ)しくひょいと立って、体と体が縒(よ)れるように並んで、急足(いそぎあし)につかつかと出た。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)