“綱吉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つなよし70.0%
つなきち30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その彼自身も、五代綱吉つなよしには、少年頃から愛されたが、まさか、八代の職をついで、将軍座に坐ろうとはおもわなかったことであろう。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元禄げんろく時代の将軍家、館林たてばやし綱吉つなよし様が、ある時お手に入れられた所、間もなく江戸城お乗込み、将軍職に就かれたそうだ。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
世話人の一人、原庭はらにわの顔役で相模屋さがみや綱吉つなきちというい男、本堂の青竹の手摺から見下ろすように平次に突っかかって来ました。
毒婦丹頂たんちょうのお鶴の妹で、綱吉つなきちめかけになり、海雲寺かいうんじの富籤で、一と役買って出たお勢。その後、お上の探索の手をのがれて、しばらく姿を見せなかった不思議な美女です。