“煤烟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばいえん94.4%
すすけむり5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今や工場こうじょう煤烟ばいえんと電車の響とに日本晴にほんばれの空にもとんびヒョロヒョロの声まれに、雨あがりのふけた夜に月は出ても蜀魂ほととぎすはもうかなくなった。
が、いくら見廻しても、どこの停車場のプラットフォウムにもある、煤烟ばいえんと風雨によごれたこんくりいと平面の一部に過ぎない。
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
煤烟すすけむりたなびくもとに葛飾かつしかの青菜畑ははるばると見ゆ
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)