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煤黒
ふりがな文庫
“煤黒”の読み方と例文
読み方
割合
すすぐろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すすぐろ
(逆引き)
露八は、うしろへ手をのばして、
煤黒
(
すすぐろ
)
い
行燈
(
あんどん
)
を膝へよせた。カチッ、カチッと
燧石
(
ひうち
)
の青い火がとぶたびに、お蔦の白い横顔が
眸
(
め
)
に入る。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後ろの丁字街の突き当たりには、破れた
匾額
(
へんがく
)
があって「
古
(
こ
)
×
亭口
(
ていこう
)
」の四つの
金文字
(
きんもじ
)
が
煤黒
(
すすぐろ
)
く照らされていた。
薬
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
履
(
くつ
)
はみな赤と緑色の
羅紗
(
らしゃ
)
で
縫
(
ぬ
)
われたところの美しい履を
穿
(
は
)
きます。そういう立派な
粧
(
よそお
)
いであるに拘わらず顔には折々
煤黒
(
すすぐろ
)
い物を塗って、見るからが実に厭な粧いです。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
煤黒(すすぐろ)の例文をもっと
(5作品)
見る
煤
漢検準1級
部首:⽕
13画
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
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