“鋼条”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ワイヤー40.0%
ワイヤ20.0%
こうじょう20.0%
ケーブル20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、突然、後部の巻揚機ウインチががら/\とすさまじい響を出して、その五六本の鋼条ワイヤーの先にるしたかぎづきの滑車が弾薬庫にする/\と滑りこんだ。それを真つ先に見つけたのは掌砲長しやうはうちやうだつた。
怪艦ウルフ号 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
「斧で切りはなしてくれだって……それより、貴様の方から先にやれよ。ほら、その切れた鋼条ワイヤを、早くつなげばいいじゃないか」
太平洋魔城 (新字新仮名) / 海野十三(著)
問題の地下戦車第一号は大型の二台の牽引車に鋼条こうじょうでつながれ、まわりを小型戦車にまもられながら、ひきずられて、いった。その大きさは、三十トン戦車ぐらいのものであった。
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「御覧なさい。舟が鋼条ケーブルで坂を登って行くでしょう? 下りて来るのもあります。あゝやって坂の向うの川へ取り次ぐのです。舟が山越をして山城近江を往来すると思うと面白いでしょう?」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)