“こうじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウジヤウ
語句割合
口上76.5%
公情5.9%
厚情5.9%
工場5.9%
昂上5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さうか。」東組与力瀬田済之助せいのすけ、同小泉淵次郎えんじらうの二人が連判れんぱんに加はつてゐると云ふことは、平山の口上こうじやうにもあつたのである。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
〔譯〕物我ぶつがたいは即ち是れ仁なり。我れ公情こうじやうつて以て公事を行ふ、天下服せざる無し。治亂ちらんは公と不公とに在り。しう子曰ふ、おのれに公なる者は人に公なりと。伊川いせん公理こうりを以て仁の字をしやくす。
いづれも厚情こうじやう懇切こんせつのお見舞みまひである。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
大阪の或る工場こうじやう出入でいりする辨当屋の小娘あり。職工の一人ひとり、その小娘のほほめたるに、忽ち発狂したる由。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
歓楽は真面目まじめを欲する。しかし真面目はいつも歓楽と伴つて行くものではない。真面目のために昂上こうじやうされた歓楽は、やがてその人達をつらい深い淵に堕さずには置かない。
女と情と愛と (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)