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こうじやう
ふりがな文庫
“
口上
(
こうじやう
)” の例文
大入
(
おほいり
)
だ
評判
(
ひやうばん
)
だ四
版
(
はん
)
だ五
版
(
ばん
)
だ
傑作
(
けつさく
)
ぢや
大作
(
たいさく
)
ぢや
豊年
(
ほうねん
)
ぢや
万作
(
まんさく
)
ぢやと
口上
(
こうじやう
)
に
咽喉
(
のど
)
を
枯
(
か
)
らし
木戸銭
(
きどせん
)
を
半減
(
はんまけ
)
にして
見
(
み
)
せる
縁日
(
えんにち
)
の
見世物
(
みせもの
)
同様
(
どうやう
)
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
「さうか。」東組与力瀬田
済之助
(
せいのすけ
)
、同小泉
淵次郎
(
えんじらう
)
の二人が
連判
(
れんぱん
)
に加はつてゐると云ふことは、平山の
口上
(
こうじやう
)
にもあつたのである。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「お銀を殺しさうなのは先づ四人ある。一人は
口上
(
こうじやう
)
の萬之助、二人目は木戸番の傳六、三人目は主人の百太夫、四人目はその女房のお徳だ」
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
道中
(
だうちう
)
つかひ
古
(
ふる
)
しの
蟹目
(
かにめ
)
のゆるんだ
扇子
(
あふぎ
)
では
峠下
(
たふげした
)
の
木戸
(
きど
)
へ
踞
(
しやが
)
んで、
秋田口
(
あきたぐち
)
の
観光客
(
くわんくわうきやく
)
を——
入
(
い
)
らはい、と
口上
(
こうじやう
)
を
言
(
い
)
ひさうで、
照覧
(
せうらん
)
あれは
事
(
こと
)
をかしい。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
春
(
はる
)
も
漸
(
やう
)
やく
一段落
(
いちだんらく
)
が
着
(
つ
)
いた」と
語
(
かた
)
つてゐた。そこへ
清
(
きよ
)
が
坂井
(
さかゐ
)
からの
口上
(
こうじやう
)
を
取
(
と
)
り
次
(
つ
)
いだので、
御米
(
およね
)
は
夫
(
をつと
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
て
微笑
(
びせう
)
した。
宗助
(
そうすけ
)
は
茶碗
(
ちやわん
)
を
置
(
お
)
いて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
以て
八山
(
やつやま
)
なる旅館へ申遣しける
趣
(
おもぶ
)
きは此度天一坊樣
御下向
(
ごげかう
)
に
付
(
つい
)
ては重役の者一
統
(
とう
)
相伺
(
あひうかゞ
)
ひ申
度
(
たき
)
儀
(
ぎ
)
こそ有ば明日五ツ
時
(
どき
)
伊豆守御役宅へ御出あらせられ
度
(
たし
)
との
口上
(
こうじやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
青年作家の文章が丁度西洋人の日本語を口真似する手品使ひの
口上
(
こうじやう
)
のやうに思はれ、又日本文を読み得る或外国人には矢張り現代の青年作家が日本文の
間々
(
あひだ/\
)
に挿入する外国語の意味が
虫干
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「よして
頂戴
(
ちやうだい
)
、そんな
逃
(
に
)
げ
口上
(
こうじやう
)
は‥‥」
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
さつき云ひ聞かせた
口上
(
こうじやう
)
も忘れるなよ。
近松半二の死
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
出
(
い
)
づる
大黒傘
(
だいこくがさ
)
の
上
(
うへ
)
に
雪
(
ゆき
)
つもるといふ
間
(
ま
)
もなきばかり
速
(
すみや
)
かに
立歸
(
たちかへ
)
りて
出入
(
でいり
)
の
車宿
(
くるまやど
)
名殘
(
なごり
)
なく
出拂
(
ではら
)
ひて
挽子
(
ひきこ
)
一人
(
ひとり
)
も
居
(
をり
)
ませねばお
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
さまながらと
女房
(
にようばう
)
が
口上
(
こうじやう
)
其
(
その
)
まゝの
返
(
かへ
)
り
事
(
ごと
)
に
然
(
さ
)
らば
何
(
なに
)
とせんお
宅
(
たく
)
にお
案
(
あん
)
じはあるまじきに
明早朝
(
みやうさうてう
)
の
御歸館
(
ごきくわん
)
となされよなど
親切
(
しんせつ
)
に
止
(
と
)
められるれど
左樣
(
さう
)
もならず
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
平次一行の姿を見ると、
脅
(
おび
)
えたやうにコソコソと物蔭に隱れたのは、横幅の方が廣い怪奇な人間。これは萬之助と言つて、
口上
(
こうじやう
)
言ひの一寸法師です。
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お
使
(
つかひ
)
の
口上
(
こうじやう
)
と
違
(
ちが
)
ひまして、つい
馴
(
な
)
れませぬ
事
(
こと
)
は
下根
(
げこん
)
のものに
忘
(
わす
)
れがちにござります、よく、
拜見
(
はいけん
)
して
覺
(
おぼ
)
えますやうに。
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
顰
(
ひそ
)
め町奉行大岡越前守より使者の來る筈は無しと
不審
(
ふしん
)
に思へば伊賀亮が居間に到り只今町奉行大岡越前守公用人平石次右衞門と申す
者
(
もの
)
來
(
きた
)
り某しに面會し主人越前が
口上
(
こうじやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御新姐樣
(
ごしんぞさま
)
、
此
(
こ
)
の
上
(
うへ
)
の
御無理
(
ごむり
)
は、
助
(
たす
)
けると
思召
(
おぼしめ
)
しまして、
其
(
そ
)
のお
歌
(
うた
)
を
一寸
(
ちよいと
)
お
認
(
したゝ
)
め
下
(
くだ
)
さいまし、お
使
(
つかひ
)
の
口上
(
こうじやう
)
と
違
(
ちが
)
ひまして、つい
馴
(
な
)
れませぬ
事
(
こと
)
は
下根
(
げこん
)
のものに
忘
(
わす
)
れがちにござります
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
口上
(
こうじやう
)
の筋はなか/\
纒
(
まと
)
まつたもので、
漢
(
かん
)
の
成帝
(
せいてい
)
に寵愛を受けた美女飛燕のことなどを例に引いて、さて、燕女の身輕さの非凡なことを一とくさり、最後にその藝當の番組の數々を紹介して
銭形平次捕物控:210 飛ぶ女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
遣ひなくしたりと
僞
(
いつは
)
り又々五百兩程
在所
(
ざいしよ
)
へ取りに遣はしたれば此金は見せ難しとの
口上
(
こうじやう
)
ゆゑ松葉屋桐屋は金を遣はせるが
商賣
(
しやうばひ
)
に付き
然樣
(
さやう
)
に候はゞ御預り申さんと云ふを客は
念
(
ねん
)
の
爲
(
ため
)
御兩所より一札を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
方々
(
かた/″\
)
の
様子
(
やうす
)
は
皆
(
みな
)
略
(
ほゞ
)
分
(
わか
)
つた、いづれも、それ/″\お
役者
(
やくしや
)
である。が、
白足袋
(
しろたび
)
だつたり、
浴衣
(
ゆたか
)
でしよたれたり、
貝
(
かひ
)
の
口
(
くち
)
が
横
(
よこ
)
つちよだつたり、
口上
(
こうじやう
)
を
述損
(
のべそこな
)
つたり……一
体
(
たい
)
それは
何
(
なに
)
ものだい。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“口上”の意味
《名詞》
口 上(こうじょう)
口頭で述べたり、伝えたりすること。また、そのような内容。
口ぶり。話し方。
(出典:Wiktionary)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“口上”で始まる語句
口上役
口上手
口上書
口上覚
口上言