“向上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうじょう33.3%
のっけ33.3%
みあ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが一だん向上こうじょうすると浅黄色あさぎいろになり、さらまた向上こうじょうすると、あらゆるいろうすらいでしまって、なんともいえぬ神々こうごうしい純白色じゅんぱくしょくになってる。
愛吉さん、お前が酒と連立ったんじゃ、向上のっけから鴨川で対手あいてになってくれやしない、序幕に出した強談場ゆすりばだし、若干金なにがしかこっちから持込というのだから、役不足だったろう、まあ飲むが
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
前へ一歩ひとあしうしろ一歩ひとあし躊躇ためらいながら二階を降りて、ふいと縁を廻わッて見れば、部屋にとばかり思ッていたお勢が入口に柱に靠着もたれて、空を向上みあげて物思い顔……はッと思ッて、文三立ち止まッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)