“三歩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みあし80.0%
さんぶ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二歩ふたあし三歩みあしひよろついてるとおもふと、突然いきなり、「なにをするんだ。」といふものがある。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ごとりごとりと云う音がする。たしかに台所の入口である。暗いなかを影の動くように三歩みあしほど音のする方へちかづくと、もう部屋の出口である。障子しょうじが立っている。そとはすぐ板敷になる。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
第五 坐時すわりてをる起時たちてをる平均みならして、七歩しちぶ三歩さんぶすわくらゐにして、すわるにのみすごからざること
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
そのとき酒をもって行たりさかなを持て行たりして、何でも金にして三歩さんぶばかり取られたと思う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)