“さんぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サンブ
語句割合
三分62.5%
山武18.8%
三歩12.5%
三武6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半纏はんてん股引ももひき腹掛はらがけどぶから引揚げたようなのを、ぐにゃぐにゃとよじッつ、巻いつ、洋燈ランプもやっと三分さんぶしん黒燻くろくすぶりの影に、よぼよぼしたばあさんが、頭からやがてひざの上まで
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私の知っている限りでは、汽車で通ってみてこの県の山武さんぶ匝瑳そうさ二郡ほど、オウチの樹をたくさんに見る処は他にはない。香取郡の上総と続いた部分にも、少なくとも元はいくらもあったのかと思う。
アテヌキという地名 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
そのとき酒をもって行たりさかなを持て行たりして、何でも金にして三歩さんぶばかり取られたと思う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ねずの三武さんぶという連中の扮装ふんそうものだったので、いっそう評判になった。
鈴木主水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)