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黒燻
ふりがな文庫
“黒燻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くろくすぶ
66.7%
くろくすぶり
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くろくすぶ
(逆引き)
お仙は外に背中を向けて豆を
挽
(
ひ
)
いている。野袴をつけた若者が二人、畠の道具を門口へ転がしたまま、
黒燻
(
くろくすぶ
)
りの
竈
(
かまど
)
の前に
踞
(
しゃが
)
んで煙草を
喫
(
の
)
んでいる。
千鳥
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
半纏
(
はんてん
)
、
股引
(
ももひき
)
、
腹掛
(
はらがけ
)
、
溝
(
どぶ
)
から引揚げたようなのを、ぐにゃぐにゃと
捩
(
よじ
)
ッつ、巻いつ、
洋燈
(
ランプ
)
もやっと
三分
(
さんぶ
)
心
(
しん
)
が
黒燻
(
くろくすぶ
)
りの影に、よぼよぼした
媼
(
ばあ
)
さんが、頭からやがて
膝
(
ひざ
)
の上まで
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
黒燻(くろくすぶ)の例文をもっと
(2作品)
見る
くろくすぶり
(逆引き)
此の声
柱
(
はしら
)
を動かして、
黒燻
(
くろくすぶり
)
の壁、其の
蓑
(
みの
)
の下、
袷
(
あわせ
)
をかけてあつた
処
(
ところ
)
、
件
(
くだん
)
の
巌形
(
いわおがた
)
の
破目
(
やれめ
)
より、
岸破
(
がば
)
と
摚倒
(
どうだお
)
しに
裡
(
うち
)
へ倒れて、炉の上へ
屏風
(
びょうぶ
)
ぐるみ崩れ込むと、黄に赤に煙が
交
(
まじ
)
つて
※
(
ぱっ
)
と
砂煙
(
すなけむり
)
が
上
(
あが
)
つた。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
黒燻(くろくすぶり)の例文をもっと
(1作品)
見る
黒
常用漢字
小2
部首:⿊
11画
燻
漢検1級
部首:⽕
18画
“黒”で始まる語句
黒
黒子
黒繻子
黒人
黒煙
黒白
黒雲
黒檀
黒髪
黒奴
“黒燻”のふりがなが多い著者
鈴木三重吉
泉鏡花