“さんぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三分66.7%
散文16.7%
山分16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
是れは例の雑物売払うりはらいのとき道具屋がを付けて丼二つ三分さんぶんと云うその三分とは中津の藩札はんさつぜににすれば十八もんのことだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
景樹かげきうたほうが、みんなにわかりやすからうとおもひますが、そこが散文さんぶんとのちがふところで、意味いみうへからおもしろいことが
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
おなじようなうたならべてませう。上田秋成うへだあきなりといふひとは、眞淵まぶち孫弟子まごでしあた文學者ぶんがくしやですが、このひとも、うたはその散文さんぶんほど上手じようずではありませんが、かなりつくれたひとであります。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
佐川には儒者が多く出たので「佐川山分さんぶん学者あり」と人がよくいったものである。山分とは土地の言葉で山が沢山あるところの意である。