“売払”のいろいろな読み方と例文
旧字:賣拂
読み方割合
うりはらっ25.0%
うりはら25.0%
うりはらい25.0%
うりはろ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソレでも五本や十本はあったと思う、神明前しんめいまえ田中重兵衛たなかじゅうべえと云う刀屋をよんで、ことごと売払うりはらっ仕舞しまった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
相当な買人かいてを探して売払うりはらえば、お前は乞食をないでも済むのだ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
是れは例の雑物売払うりはらいのとき道具屋がを付けて丼二つ三分さんぶんと云うその三分とは中津の藩札はんさつぜににすれば十八もんのことだ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
もなく家財は残らず売払うりはろうて諸道具もなければ金もなし、赤貧せきひん洗うがごとくにして、他人の来て訪問おとずれて呉れる者もなし、寂々寥々せきせきりょうりょう
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)