“うりはら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
賣拂75.0%
売払25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして父の信用に依ツて多少の金も借入かりいれる、また自分の持ツてゐた一切の貴重きちやう品を賣拂うりはらツて、節約せつやくしてゐたら、お房母子おやこ諸共もろとも一年間位は何うか支へて行かれるだけの用意をした。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
かたしめて立出たり折柄師走しはすの末なれば寒風かんぷうはだへつらぬく如きを追々の難儀に衣類は殘ず賣拂うりはらひ今は垢染あかじみたる袷に前垂帶まへだれおびをしめたるばかり勿々なか/\夜風はしのぎ難きを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
相当な買人かいてを探して売払うりはらえば、お前は乞食をないでも済むのだ。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)