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藩札
ふりがな文庫
“藩札”の読み方と例文
読み方
割合
はんさつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はんさつ
(逆引き)
是れは例の雑物
売払
(
うりはらい
)
のとき道具屋が
直
(
ね
)
を付けて丼二つ
三分
(
さんぶん
)
と云うその三分とは中津の
藩札
(
はんさつ
)
で
銭
(
ぜに
)
にすれば十八
文
(
もん
)
のことだ。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
○○の念は恋愛と同様、
虚偽
(
きよぎ
)
の上に立つ事の出来るものではない。虚偽とは過去の真理であり、今は通用せぬ
藩札
(
はんさつ
)
の
類
(
たぐひ
)
である。官憲は虚偽を
強
(
し
)
ひながら、○○の念を失ふなと云ふ。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
兌換
(
だかん
)
制度があやふやだつた爲に、地方には
藩札
(
はんさつ
)
といふものはあつても、庶民の間には強制的に流布させる外はなく、一歩藩の外へ出ると、その藩札といふ紙幣の通用はむづかしかつたので
銭形平次捕物控:306 地中の富
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藩札(はんさつ)の例文をもっと
(3作品)
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“藩札”の意味
《名詞》
江戸時代、それぞれの藩が発行し、その領内だけに通用した紙幣。
(出典:Wiktionary)
“藩札”の解説
藩札(はんさつ)は、江戸時代に各藩が独自に領内に発行した紙幣である。以下では、狭義の「各藩が発行した藩札(大名札)」を中心に述べるが、実際上は、旗本が発行した旗本札、寺社が発行した寺社札、宮家が発行した宮家札、地域で発行した町村札、私人が発行した私人札なども、広義の藩札として取り扱われることも多い。
(出典:Wikipedia)
藩
常用漢字
中学
部首:⾋
18画
札
常用漢字
小4
部首:⽊
5画
“藩”で始まる語句
藩
藩屏
藩邸
藩士
藩中
藩閥
藩侯
藩翰譜
藩主
藩塀
“藩札”のふりがなが多い著者
福沢諭吉
芥川竜之介
野村胡堂