“藩翰譜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんかんぷ75.0%
はんかんふ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始めて出られた時、自分が好む本だからと、新井白石あらいはくせきの『藩翰譜はんかんぷ』を持って来られて、右手を隠しに入れ、左の手に本を持って、生徒の机の間を歩きながら読上げられます。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
津陽しんよう開記』、『御系図ごけいず三通』、『歴年亀鑑きかん』、『孝公行実こうこうぎょうじつ』、『常福寺由緒書ゆいしょがき』、『津梁しんりょう院過去帳抄』、『伝聞でんぶん雑録』、『東藩とうはん名数』、『高岡霊験記たかおかれいげんき』、『諸書案文あんもん』、『藩翰譜はんかんぷ』が挙げてある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
系図書き。それは「藩翰譜はんかんふ」の正統くらいを持って、諸家を回訪して、その家系を正し、補修し、そして最も多くのばあい各位の希望する系図を希望に応じて作製するを業とする者である。
長屋天一坊 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)