“亀鑑”のいろいろな読み方と例文
旧字:龜鑑
読み方割合
きかん71.0%
かがみ16.1%
てほん12.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
考えて見たまえな、名誉だの、品性だの、上流の婦人の亀鑑きかんだのと、ていい名は附けるものの、何がなし見得坊なんじゃあないか。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なににしろ婦女おんな亀鑑かがみとしてられた御方おかた霊場れいじょうなので、三浦家みうらけでも代々だいだいあそこを大切たいせつ取扱とりあつかってたらしいのでございます。
「ほんとだとも、だから、人の亀鑑てほんになる家のおかみさんが、男をこしらえるなんて、ふざけてる、追んだしてしまえと云ってるのだよ」
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)