トップ
>
亀鑑
>
かがみ
ふりがな文庫
“
亀鑑
(
かがみ
)” の例文
旧字:
龜鑑
何
(
なに
)
にしろ
婦女
(
おんな
)
の
亀鑑
(
かがみ
)
として
世
(
よ
)
に
知
(
し
)
られた
御方
(
おかた
)
の
霊場
(
れいじょう
)
なので、
三浦家
(
みうらけ
)
でも
代々
(
だいだい
)
あそこを
大切
(
たいせつ
)
に
取扱
(
とりあつか
)
って
居
(
い
)
たらしいのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
が、その名高さは、女史の歌の秀でていることによるのはもちろんであるが、女史はまた孝の道においても、人の
亀鑑
(
かがみ
)
となるべき人であったからである。
税所敦子孝養図
(新字新仮名)
/
上村松園
(著)
和女とて一わたりは武芸をも習うたのに、近くは
伊賀局
(
いがのつぼね
)
なんどを
亀鑑
(
かがみ
)
となされよ。人の
噂
(
うわさ
)
にはいろいろの
詐偽
(
いつわり
)
もまじわるものじゃ。軽々しく
信
(
う
)
ければ後に悔ゆることもあろうぞ
武蔵野
(新字新仮名)
/
山田美妙
(著)
「
日本
(
ひのもと
)
の
武士
(
もののふ
)
の
亀鑑
(
かがみ
)
となれや!」
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
忠臣の
亀鑑
(
かがみ
)
とは
唐土
(
もろこし
)
の
予譲
(
よじょう
)
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
『
小櫻姫
(
こざくらひめ
)
は
貞女
(
ていじょ
)
の
亀鑑
(
かがみ
)
である』などと、
申
(
もう
)
しまして、
私
(
わたくし
)
の
死後
(
しご
)
に
祠堂
(
やしろ
)
を
立
(
た
)
て
神
(
かみ
)
に
祀
(
まつ
)
ってくれました。それが
現今
(
いま
)
も
残
(
のこ
)
っている、あの
小桜神社
(
こざくらじんじゃ
)
でございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
でも
右
(
みぎ
)
申上
(
もうしあ
)
げたとおり、
私
(
わたくし
)
は
別
(
べつ
)
に
貞女
(
ていじょ
)
の
亀鑑
(
かがみ
)
でも
何
(
なん
)
でもございませぬ。
私
(
わたくし
)
はただどこまでも
自分
(
じぶん
)
の
勝手
(
かって
)
を
通
(
とう
)
した、一
本気
(
ぽんぎ
)
の
女性
(
じょせい
)
だったに
過
(
す
)
ぎないのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“亀鑑”の意味
《名詞》
亀鑑(きかん)
何かの基準(規準)となるもの。手本。模範。
(出典:Wiktionary)
亀
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
鑑
常用漢字
中学
部首:⾦
23画
“亀”で始まる語句
亀裂
亀
亀戸
亀井戸
亀甲
亀屋
亀山
亀井
亀卜
亀清