“予譲”のいろいろな読み方と例文
旧字:豫讓
読み方割合
よじょう76.9%
よじやう15.4%
よじよう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おそらく、生きての再会はなかろうが、玄蕃允も、おめおめは死なぬ所存でおざる。——たとえ一人となって、予譲よじょう故智こちならうまでも」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私はそれを心から苦苦にがにがしく不愉快なことに思つた。先生は予譲よじやう比干ひかんの話はおくびにも出さないでのべつ幕なしに元寇と朝鮮征伐の話ばかりする。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)
火遁の術は奇にしてあと尋ねかたし 荒芽山畔まさしずまんとす 寒光地にほとばしつて刀花乱る 殺気人を吹いて血雨りんたり 予譲よじよう衣を撃つ本意に非ず 伍員ごいん墓を
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)